ダイエットを順調に進めていたのに
突然体重が減らなくなる「停滞期」
多くの人がこの段階で挫折してしまいがちですが...
これは生理的な現象であり
適切な対応をすれば再び体重を落とすことができます。
今回は、停滞期のメカニズムとその突破方法を解説します!
停滞期の最大の原因は
身体のホメオスタシス(恒常性)です。
人間の体は急激な変化を避け一定の状態を維持しようとする性質があります。
ダイエットを始めて摂取カロリーを減らし
体重が減少すると、体は「飢餓状態」と認識し
エネルギー消費を抑えようとします。
これにより基礎代謝が低下し安静時での消費カロリーが減るため
同じ食事と運動を続けても体重が減らなくなるのです。
そして急激なカロリー制限をしてしまうと
脂肪だけでなく筋肉も減少する可能性があります。
筋肉は基礎代謝を維持するために重要な役割を果たしているため、筋肉量が減るとエネルギー消費量が減り、体重が停滞しやすくなります。
長期間のカロリー制限によって基礎代謝が低下している場合
一時的に摂取カロリーを増やすことで代謝の回復を図ることができます。
これをリフィードと呼びます。
停滞期の原因の一つとして、たんぱく質不足が挙げられます。
たんぱく質は筋肉の維持に不可欠であり
摂取量が不足すると筋肉が減少し、基礎代謝が低下するため、脂肪が燃えにくくなります。
目安としては、1回の食事で20~30gのタンパク質は摂取できるよう意識してみましょう。