今回のテーマですが、このコロナ禍で起こりやすくなっているものの1つである
「むくみ」についてお話しします!
まず、むくみとはどういった状態なのかについてですが
「体内の細胞外に存在する間質液(細胞外液の一部)が過剰に増えてしまった状態」
のことをいいます
簡単にいうと、
「皮膚の下に存在する水分が多くなってしまった状態」
ということになります!
これらの水分は細胞や血管などを行き来して細胞に栄養を送ったり、
老廃物を除去しているといった役割を果たしていますが、
基本的に体内における水分の配分が変わることはありません。
しかし、配分のバランスが崩れて体内の細胞と細胞の間にある水分が溜まってしまうことがあり、
原因は様々ですが最終的にはこの現象が起きてしまっていることが多いです。
それでは、むくみが実際に起きてしまう原因はなんなのでしょうか?
ここでは、主に起こりやすい原因を3つに絞って紹介させていただきます!
これは今のご時世で特に起こりやすくなった原因なのではないかと思いますが、
立ち姿勢にしても座っている状態にしても同じ姿勢でいる時間が長くなってしまうことで
脚周りの血液循環が特に悪くなってしまい、心臓まで血液が戻らず水分も脚周りに留まりやすくなってしまいます!
これに関しては塩分摂取の目安となり、細胞外液に多く含まれる「ナトリウム」と、
そのナトリウムを体外に排出する作用を持ち、細胞内液に多く含まれる「カリウム」
の摂取バランスが崩れることが主な原因とされています…。
人間の体内における塩分濃度は常に0.9%に保たれており、
カリウムや水分がその調整役を担ってくれている。
しかし、カリウムが不足orナトリウムを過剰に摂取してしまうことで
ナトリウムが体内に多く残ってしまい、それによって水分も体内の塩分濃度を薄めようと
体外への排出を抑えようとする働きが生じてしまい、結果としてむくみにつながってしまいます!
むくみが起こりやすい方の特徴として
「女性」や「高齢者」が挙げられるのですが、
それぞれに理由があります。
女性がむくみやすい理由としては
排卵後に分泌が増えるプロゲステロンの作用によって
水分を溜め込みやすい状況になってしまうこと。
高齢者の方がむくみやすい理由としては、
運動頻度や活動量の低下などによって生じる筋力低下によってリンパや血液の流れが
悪くなってしまうことが原因として考えられます!
3つを通じて言えることは、
体内での循環が悪くなるor体内での水分が過剰に溜まってしまう
むくみの原因としてはこのどちらかが原因となることがかなり多いです!
むくみの対策としては、先程述べた
「体内の循環」もしくは「水分量」の調節ができれば防ぐことが可能になるので、
現代の食生活においてはナトリウムを多く摂りやすい傾向にあるので、
むくみを気にされる方はカリウムを多く含む
・海藻類(昆布・ひじきなど)
・大豆製品(納豆・豆腐など)
・芋類(さつまいも・里芋など)
・切り干し大根
・ほうれん草
・枝豆
といった植物性の食品に多く含まれているので、これらを積極的に摂ることをおすすめします!
体内での水分量が過剰にあるともちろんむくみの原因となりますが、
だからといって水分を摂らなすぎてしまうのも、今度は体内の循環不良につながってしまいます!
食生活が乱れやすくなるかと思いますが、
これらについて知ってるだけでも全然違ってくるかと思いますので、
むくみが生じないように、または生じても対策を講じれるように是非今回の内容を
覚えていただければと思います!